世界の均衡 善と悪、光と影
先週は、今年で一番やっかいな一週間でした
月~水までは、気温がマイナス15度まで下がり
何もかもがパリパリに乾く(私の肌も髪も喉も。。。)
乾燥がとってもひどかったので静電気天国と化した
ここフランスはオートサヴォワHaute-SavoieとサヴォワSavoieの狭間でした。
そして木曜日は、大雪が出勤時に降り、
(というか、朝起きたら20センチくらいはもう積もってた)
道路はあちらこちらで車がスリップしたり、
坂を登れなくなったトラックや車が道を狭め、
(というか、登れずに落っこちてきたりするので、怖いよね)
その隙間を視界が悪い中、すり抜けて走行するという
地獄絵図のような経験をし、
なんたって、山岳地帯ですから、スノータイヤ履いていても、
坂を登れない車などが毎回大雪のたびに出現します
スノータイヤをこの豪雪地帯で履かないで雪の日に出かける
迷惑な人たちもたくさんいます
雪の日は、できれば外出したくないです~!
そして、金曜日は、帰宅時間に大雪で、やはりあちらこちらで
動けなくなった車やトラックのために道が封鎖され、
大渋滞でした。。。
土曜日も大雪で、ちょっと遠出をする予定でしたが、それはキャンセルになってしまいました。
そこで、雪の土曜日は読書とDVD鑑賞などしていたのですが
(というか、読書は365日してますけれど。。。)
たまたま目を通した小説に
「世の中は均衡を保つために善悪が存在し、
善が強くなりすぎると悪が出現し、均衡を保とうとする力が働く。
善と悪の割合がバランスをとって維持されている。」
そして
カール・ユングの一節が紹介されている
『影は、我々人間が前向きな存在であるのと同じくらい、よこしまな存在である。
我々が善良ですぐれた完璧な人間になろうと努めれば努めるほど、影は暗くよこしまで破壊的になろうとする意思を明確にしていく。人が自らの容量を超えて完全になろうとするとき、影は地獄に降りて悪魔になる。なぜならばこの自然界において、人が自分自身以上のものになることは、自分自身以下のものになるのと同じくらい罪深いことであるからだ』
みなさん、どう思いますか?
私の考え方とは全然違うので、なんかおもしろいなーと感じました。
私は善とか悪とかって、もっと個人的で、微細なものって気がします。
例えば、人生において泣くことばかりしてきた人は、泣く習慣が出来上がっている
人生において笑って楽しむことばかりしてきた人は、笑って楽しむことに長けている
みたいに、
ほんの少しのこと。
もしくは、今はこういう見え方しているけど、
過去はこうだったし、未来はまた違った見え方をするはず的な。
割合で善悪の均衡が保たれているというよりも
一人一人、物事のすべて、あらゆるものに善悪が存在して、
それがどのような見え方をするかは時代や観察者の主観で変化するようだ、みたいな。
あ、なんだかまとまりがなくなってきてしまった!
全然また話が変わってしまいますけれど、
やっぱりいい言葉やエネルギーを発信していきたいと思う今日この頃。
損得よりも、どうしたら自分が幸せでいられて、周りのひとも心地いいか
そういったことに、フォーカスしていきたいです。
みなさんは、どのようにお過ごしですか?
日がすこしづつ長くなってきましたね。
朝も以前は真っ暗だったけれど、少しづつ明るくなってきた。
まだまだ寒いですけれど、春を感じますね。
これは、土曜日の雪
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